フェスは好きじゃない
タイトル全然関係ない話をする
ロックなんて古臭い音楽だと思っている
もう流行らないでしょ さすがに
反体制なんて時代錯誤だし
そもそも昔からそういう思想には興味ないけどね
単純にロックバンドにしかできない音作りとかあのスリリングな演奏がカッコイイ
でもロックバンドって売れると「あーあ、終わったね君達」と指摘され始める
最初は過激なんだけど途中から路線変更したバンドはまだ擁護派とアンチに分かれるだけだからまだいい
それどころかポップスにロックという厚い皮を被せて狙いを定めて活動している 所謂"売れ線バンド"は最初から「偽物扱い」である
あれ、おかしくない???
人間に本物も偽物もないだろうに...
そもそも論 どちらにせよ手段(スタート)がそれなら目的(ゴール)はどこにあるの???
目的(スタート)が芸術を突き詰める事なら手段(ゴール)なんて気にしなくていい
思いついたアイディアを他者が真似できない領域で常に展開していけばそれが一つのスタイルとなる
たしかにそれなら大衆に迎合して人気者になるのはダサい
でもロックバンドで生計を立てるのが目的なら話は違う
過激な内容で注目を集めるなりポップなアレコレで大衆の支持を得ようとするなりの方法論は時代関係なく定石なわけで みんなが挙って右に倣えするのは何も間違っていない
でも最終的にあの手の商売は時間経過と共にどんどん勢いを失っていくわけで
旬な時期に相当数のファンを獲得しておいてから徐々に篩にかけられ それでもなお残ったファンの方々に老齢まで生活を支えてもらわなければソレすなわちバンド いやその人達の死を意味する
というか音楽マニアから支持されるタイプのミュージシャンが絶対に売れない理由はコレ
芸術に理解がない人達の参入で必要以上に膨れ上がるムーブメントを当人もそのファンも嫌がる傾向にあるわけだからその場合は貧乏してでも芸術を貫くしかない
↑がダメだなんてもちろん思わない なんだったらそういうバンドやソロミュージシャンはそれはそれでカッコいい そしてそういう人達だってある意味では必要な存在
時と場合によってはそんな良くも悪くも好きになったコンテンツにはとことんお金を出してくれる貴重な層をとことんけなす
もちろん全員がそうとは言わないしそんなわけもないのだが
でもねこの手の音楽マニアは盲目的にお金は出さない傾向にあるのは間違いないと思う
なぜならあくまで芸術の良し悪しのみが評価の基準だから「今回のお前らの作品はつまらねえから金は出さんよ」となる
むしろそのあたりに縛りがないタイプの音楽好きは芸術の良し悪し関係なくそのミュージシャンが持つ世界観を含めコンテンツ全体を応援しているから好きでいてくれるうちは積極的にお金を出してくれる傾向にある
といよりお金を出さなくなるタイミングはもはや飽きられた時である
あーそういえば昔 学生時代にその手の偏見たっぷりな音楽マニアに当時ファンだったラルクアンシエルとか時代的に今ほど市民権を得ていない電波系アニメソングとかを聴いていたらよくバカにされたっけ うおぉぉぉぉ 思い出しただけでうぜぇ
みんながみんなJack Whiteみたいなスタンスで芸術性を保持しながら良い塩梅でコンスタントに売れ続けるわけでもないんだからそれぞれのやり方で好きにやればいい
そう思う反面、そういう大衆向けの音楽屋が下世話な実態を併せ持っている=本格的な音楽にそこまで興味がない方々に合わせて聴きやすくするために敢えてレベルを下げて活動しているのもまた一つの真実である
それはさておきこれに関しては実に一長一短な性質を示している
前者は上から目線で気に食わないのは事実だがバンドが解散でもしない限りは基本的に情報は常に追ってくれている なんなら例えば10年間のブランクがあったとしても何かしらの媒体を通してその存在に気づいてくれる そして作品さえ気に入ってもらえれば金になる
後者は素直にそして丁寧にリアルタイムで追いかけてくれるし 気に入ってもらえれば一生もののコンテンツとして応援してくれるので提供する側も遠慮しなくてよいのだが リスクも半端なく もし一度でも飽きられた場合 下手したらファンの人生から存在ごと掻き消える
これはマジで「さておき案件」だからどっちが素晴らしいとかではない
話を戻すが...
そういうめんどくさい関係に囚われたくないのであれば「お互いに無視すればいい」 これに尽きる
ライブハウスでお酒を飲みながら音に飲まれて楽しむ人もいれば仕事の前にiphoneで流行の曲を聴いてテンションを上げるだけの人もいる
子供が大好きで聴いているから一緒に楽しむために理解しようとするお父さんやお母さんもいれば世間に迎合することはどうでもよくひたすら自分の好きな芸術を追い求める学生や社会人もいるだろう
つまりそこには本当に多種多様な理由が混在している
そこを理解せずに誰かの"好き"を否定して傷つけたり 推し活を楽しんでいるだけなのに推しでもない奴がその商品的価値を勝手に決めつける必要性はどこにもないのである
くだらない人間やずる賢い人間が金を稼げるというのは世の中に往々にしてある側面だから売れている連中に関して言えばいくら才能に恵まれていたとしても人間性がろくでもないという可能性は否めない
逆も然り
頭がおかしいからこそ生み出せる作品もあるが故に真の芸術家に人間性が破綻していたり社会性が欠如している人間が多いのはそういう事でもある
でもやはり消費者目線で言うならそんなことですら普段の生活になんら影響を及ぼさない正直どうでもいい事この上ない話である
そして我々ファンに平等に与えられているのは「飽きたり呆れたり嫌いになったら即座に応援することを辞めればいい」という権利
その時は興味が持てるなら新しい芸術の扉を開いてもいいしね
ましてや音楽なんて結婚や出産、進学や就職、病気や介護なんかをきっかけに簡単に切り捨てられる存在でもあるからね
そんなもんに人生の貴重な時間と金を捧げて信奉するのはアホらしいから良い距離感を保つことを心掛けると良い
夢のある職業のように語られる事が多いが...
ロックバンドで生計を立てるのなんてしっかりした戦略と売れることが目的で作られた良い曲の両方を右手と左手に持って魑魅魍魎(世間)と闘わなければならない地獄の所業である
悪く言われているうちが華なんだからそれらをも利用してしまうカリスマ性や神経の図太さはマストアイテムなのかもしれんね
針ねずみとサイ?
おそらく一生売れないよ 笑
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